log.120 本物の社長 ~経営編~

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名実ともに平成20年に私の社長業がスタートしました。

実質社長のように業務をそれまでこなしていた私は社長になってもそんなに仕事の中身が

変わるわけではないし「今までとそんなに変わらないだろう」と思っていました。

しかし、実際に社長になると歴然とした違いを思い知りました。

それまでの副社長時代も先代の社長から「稟議事項でも、副社長の私が承認したら最終決定の

社長も自動的に承認」とされていました。

稟議事項でも実質社長のようなものです。

しかし、いざ社長になって稟議書が回ってきた時、副社長の決裁欄は無くなり、

最終決定の私の社長欄しかないのです。

今までの稟議書と何ら変わりがないものに、私は何か震えるものを感じました。

初めて本当の怖さを感じたと言っても良いと思います。

今まで同じように決裁した稟議書に恐怖心と「本当に承認していいのか?」という不安からくる

疑問も抱くようになりました。

社長になって初めて最終決定という社長にしかできない仕事の本質を理解しました。

それまでの私は副社長でありながら、最終決定者という立場でしたが、それでも

前社長も見てくれるという、安心感から前社長に甘えの心があったことを痛切に感じました。

現在は当然そのような恐怖心は抱いていませんが、副社長時代に比べて稟議書の判断事項は

全く変わりました。 これが社長になって初めて理解した社長業の一つです。

もう一つは銀行との関わり方です。

副社長時代は会社の数字に関するものも全て見て把握をしていましたが、銀行との折衝は

前社長が主に行っていました。

しかし社長交代後は全て私です。

これも前述した稟議書と同様、前社長がいなくなって初めて本質を知る様な思いでした。

会社の現況の数字を理解し、今後の展望を踏まえて各金融機関に説明し、交渉を行う。

それまでは副社長として、ただただ会社の業績UPに集中しているだけでした。

そこに銀行との折衝を加えることで、よりキャッシュフローの流れや計画を落とし込んだ

会社の事業計画を考えるようになりました。

融資金額、金利、返済期間、据え置き期間、固定期間などなど会社の計画に合わせて、

検討し交渉する。

安くはない金額の融資に当初は不安や恐怖心を抱いていたことを覚えています。

以上の二つが社長になって初めて社長業というものを知った28歳当時の私でした。

現在の私が思う社長業としての教訓は「社長の仕事は社長にならないと経験できない」ということです。

いくら副社長で同じような仕事をしていても、自分の後ろにもう一人いるのと、いないのでは

全く違います。これは実際になってみないと分からない感覚だと思います。

私と同じように事業継承を今後行う方は、可能であれば是非とも早く社長に就任される事を

お勧めします。

いくら社長に近い立場で仕事をしていても社長としての本質は全く異なるものです。

そうであれば早めに社長としての経験値を積むことが、将来の伸び幅を大きく変えるのではないか?と思います。

なぜなら社長の経験値は、社長でしか積むことができないからです。

こうして私は本当の意味で社長になれたと思います。

次回以降はここ数年内の会社の取り組みや、社員についても触れて行こうと思います。

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このページは、社長が2016年1月21日 10:36に書いたブログ記事です。

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