2015年6月アーカイブ

経営者の重要な仕事の一つは会社の方向性を決め、社員に伝えるという事です。

これがなかなか難しい。 じゃあ、実際、方向性って何なの?と言われると

今期は昨年対比◯%アップとか、利益をいくら出すとか。などなど

出てくるのですが、これは方向性でも何でもなく、ただの事業計画です。

そうではなく会社組織をどのように進化させていくとか、市場がこの様になると

予測できるから我々はこの様に事業形態を変えていくとか、企業方針として

他社のセオリーは◯◯かもしれないが我々はこのような方向性で進んでいく。

というような事が方向性の明示です。

経営者になるために自分が社長となった時のビジョンを確立するため、

当時の私は経営書を読み漁りました。

どの様な本を読んでいたかというのは、後に書きたいと思いますが、自分の方向性に

合う文章があると付箋を貼ってまとめていき、少しづつ固まっていったある日に

基本方針として何をすべきかが、ハッと思いつきました。

その時の感覚は今でも覚えているのですが、本当に天から降ってきた様な感覚でした。

今はその時思いついたビジョンよりもはるかに明確になってますし、かなり肉付けも

されましたが、当時の私には自分の道がある日突然開けた様な感覚がして、

社長としての自信があふれてきました。

その日以降、社員へ会社のビジョンを説明していても、以前より説得力が持てる様に

なったと思います。

それと同時に分かったのが今まで実際に会社のビジョンを社員に説明できていなかった

事も分かりました。前回、社員にビジョンが持てていないと説明しましたが、

持てていなくて当然です。説明していない経営者が悪いんです。

今は当時退職していった社員の方達に本当に申し訳なかったと思っています。

それと同時にまともにビジョンを説明していないのに、当時から今まで頑張っている

社員のみんなには感謝感謝です。

そして2011年の秋だったと思いますが、いつもの様に先代社長が軽い感じで、

「あんたがいいと思ったらいつでも社長変わっていいけんね〜」と言い

「うん、もう社長するね」と私が言うと

「あっ、そう。じゃあ社長交代の手続きばしようかね」

というやりとりだけで社長交代が決まりました。当時の私は28歳。

これから本当の社長としての私の人生が始まります。

しかし、神様はそう簡単に社長にならせてはくれません。

社長に就任する直前に社内で事件が起こります。今も私に深く教訓として残っている

事件でしたが、それは次回に書きたいと思います。

社長としてのスタイルが何となく掴めてきた私は、具体的に自分色の会社に変えていく

ために何が必要かを考えました。

となると答えは簡単で、社長の考え方を社員のみんなに共有してもらえる環境をまずは

作らないと、その後にいくら素晴らしい施策をしても実現できないという事です。

社内環境=社員の総和です。

当時の社内はまだ先代社長以外の社員は黙々と与えられた指示をこなすだけでしたから、

共感も何もなく、ただただ従うというだけで自分の意思は存在しません。

そのような社内環境ですから当然離職率も高かったです。

当時は2カ月に一人は辞めていたと思いますし、期末になると毎年数名の退職者が

まとめて出ていました。

人材も安定しないし、人手が足りないからとりあえず採用するでは同じことの繰り返し

だと思います。

そこで将来社長になる私に共感してもらえる人だけ入社してもらおうと考えました。

私に共感してもらえるかどうかを、入社前にお互い確認しないといけませんから、

当然私が全ての面接を行わないといけません。

これは総務や役職者に任せてもできないことで社長が行わないといけない事です。

新卒採用であれば会社説明会~最終面接まで全て社長の私が行っていますし、

中途入社やパートさんに至るまで私が必ず面接を行って入社してもらっています。

そうして大卒の新入社員を毎年一定数づつ入れ、中途採用も20代前半を中心にして

将来の会社像を話しながら共感してもらった人を少しづつ毎年増やしていきました。

そして既存で仕事をしてもらっていた社員の方にも、当時はなるべく会話する機会を

設け、結果的に共感してくれた方たちは今でも会社に残ってもらい、みんな活躍して

います。

当時の会社に対するビジョンが無い既存社員と私が入社させた少数派の社員

のエピソードとして私を勇気付けた事がありました。

それは期末になって来期の構想を考えている時に、既存社員がほぼ時期を同じくして

辞めていき、残ったのは共感してくれた既存の若手社員と、私が採用した新卒者しか

ほとんど賃貸店舗にいなくなった年がありました。

ベテランのいない若手だけの配置です。

当初はかなり心配しましたが、開き直って「確かにみんな経験や知識はまだ足りない

かもしれないけど、年数は関係ない事を証明する良い機会だ。これを乗り越えられれば

みんな頭だけでなく体でもビジョンを理解してくれるはずだ!」と思って始めました。

入社2年目の子を店長にしたり、試行錯誤を繰り返しながら何とか一年を終えたのですが

、結果は若手ばっかりだった年の方が、ベテランがいる年よりも売り上げをUPさせる

ことができました。

まさに開き直りが実現できたのです。

ここで自信を持てた私は更に経験よりも、意思の高さや明確なビジョンを持っている

若手を積極採用していきました。

今では私が初めて採用を行った年の新入社員からは数名の店長も出ていますし、

みんな成長して会社の核となっています。

こうして今も続く会社の環境整備の第一である人材登用を始めました。

年齢、経験は関係ない。想いは全てを凌駕する。という事です。

次回は社内環境という土台の上に描く、社長のビジョンを作るまでを書きたいと思います


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